学習参考書の変化

学び直し

英語を学び直すことを決めて以降、書店に立ち寄った際には語学関連や学習参考書の棚を見るようになった。英検やTOEICなどの資格関連も含めれば、何度も生まれ変わらないと消化できない量の書籍がある。何冊か目を通してみて、思ったことを書いてみる。                                英語に限らず、数学なども見たが、同様の感想だった。

 

  • 読み易い                                                        昔の参考書は白紙に細かい字がビッシリ書かれていて見るだけでウンザリしたが、今は字が大きく写真や挿絵なども多く使用されていて読み易くなっている。

 

  • 解説が充実                                                     昔の解説は基本的な説明は省かれていたが(基本的な内容は学校や塾から説明済、あるいは教えてもらうことが前提にあるのではないか)、最近の参考書は細かい説明までされているし、YouTubeなどの動画サポートもあったりして独学しやすくなっている。解説が細かいので分厚くなっていているが、到達点はそれほど高くなく、基礎⇒標準⇒応用みたにこなす冊数が増える(但し、志望校に合わせて調整できる点で、いいかもしれない)。

 

  • タイトルと内容が一致                                                昔は名前に「基礎~」とか「標準~」とか書かれていても、名前よりハイレベルな内容の書籍も多かった。今はそんなことはないようだ。

 

  • 違いが明確ではない書籍も散見される                                       特に英語に多い感じがしたが、著者の中にはかなりの数の書籍を出版している人もいる。                英文法や英文解釈などの分野ごとに、「レベル1⇒レベル2⇒レベル3⇒レベル4・・・」のように細かくレベル設定がされている。「レベル1」と「レベル2」を比較してみたが、問題のレベルも解説も違いを感じなかった。                                         著者も出版社も稼ぎたい気持ちは理解できるが、必死になっている高校生や浪人生にこのような●欺的手法はいかがなものか。もう少し、品性を保ってほしい。

 

  • 最後に                                                       学び直ししたい社会人向けの書籍も目を通したが、高校や大学で一度学んだことを前提にしているのかもしれないが、解説が薄く、解説自体も学習参考書と変わらない。学び直しの場合は、基本的なことを忘れていることも多いので、細かい解説のある学習参考書の活用をお勧めする。

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