静かな退職

雑感

静かな退職の定義は、「企業に所属しながら与えられた最低限の業務だけをこなし、あたかも退職したかのような精神的な余裕を持って働くことを意味しています。米国を中心に注目を集めている考え方であり、仕事とプライベートを明確に分けている点に特徴があります。無理をして働くことはせず、仕事に対してやりがいなどを求めず、仕事は仕事として割り切って働くという考え方です。静かな退職という言葉はネガティブなイメージを思い浮かべてしまいがちですが、仕事に対する不満を表す言葉ではなく、あくまで冷静な視点で仕事を捉えているといった意味合いが強いでしょう。近年においては、家庭やプライベートとして過ごす時間のほうを優先する人が増えており、徐々に共感を得ている考え方だといえます。」だそうだ。

“家庭やプライベートとして過ごす時間のほうを優先する人が増えており”というのは間違っていないのかもしれないが、現実はもっとシビアではないか。

・役員も管理職も自分の身を守ることに手一杯で、次世代を育てる気がない。

・役員や管理職は仕事を下へ丸投げする傾向が強く、その仕事を部下の成果を横取りする。

・頑張って成果をあげても給与は一向に上がらない。

・ロールモデルになる人がいない。

・実務能力だけではなく、自己アピールの強い人や社内営業に長けた人が優遇される。

などが主な理由ではないか。健康寿命が80歳で会社に縛られている期間を40年と仮定すると、人生の半分を職場で過ごすこととなる。40年という長期間を過ごす職場で「静かな退職」という選択をした理由は、

  • 仕事に不満などはないが、プライベートを充実させたい
  • 会社や仕事内容に対し不満や諦めの気持ちが強い

のどちらかだと思うが、②が理由であるケースがほとんどではないか。昇給が望めない・物価高や増税等による可処分所得の低下・会社の倒産リスク等を考えると、与えられた仕事をこなしている限り責められる生き方ではない。しかし、静かな退職者が増えれば社会全体の成長が鈍化するだろうけど・・・。

 

 

静かな退職とは?基本的な捉え方と対処法を解説
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