社内営業

雑感

企業で働いている場合、収入を増やすためには昇格又は手当を増やすか、副業や複業をするしかない。副業や複業は禁止している企業が多く、残業手当や資格手当などは賞与や退職金には反映されないため、生涯所得という観点から考えると現時点では昇格するという選択肢しかないだろう。昇格する場合には実績を作ることは大事だが、企業は縦社会であるため上役に引き上げてもらうことが必須である。                                          上役に引き上げてもらうための重要なスキルが社内営業。周りを見ていると、出世の早い人は社内営業に長けていると感じる。社内営業とは「会社内で自分の”顔”を売る」ことであり、

  1. 業務が円滑に進行できる
  2. トラブルなどの解決もスムーズになる
  3. 自分の意見を取り入れてもらいやすくなる

などのメリットがある。また社内営業の方法としては、

  1. 足を運んで顔を出す
  2. 感謝の気持ちを伝える
  3. 報告・連絡・相談
  4. 仕事以外のコミュニケーションも大切にする

などがある。

1と2は当然ではあるが、悩ましいのが3と4。社内営業に長けている人は、些細なことでも報告・連絡・相談を欠かさない。しかも、ルーティンのように毎日行っている。また、上司からの飲み会の誘いを断ることはあり得ないし、自分からも積極的に誘う。役員の行きつけの店をリサーチし、偶然を装って何度か会うことで顔を覚えてもらった人もいる。

組織で生き抜いていくには自分に絶望的に欠けているスキルだ。社内営業に長けている人を羨ましく思う。

 

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