自分はバブル崩壊後の就職氷河期に就職した。同年代であれば高校卒業後に就職をした場合や大学に現役合格し4年間で卒業した場合はまだ就職環境は良かったが、1~2年後になると就職が急に厳しくなった。
親の世代は終身雇用と年功序列が機能しており、犯罪などをしない限り定年まで働けた。
早ければ30代でマイホームを持ち、定年の60歳までにローンを完済し、退職金と年金と貯蓄で残った30年の人生を謳歌し、子や孫に看取られながら人生を終えるという今では考えられない羨ましい人生だ。
自分は浪人した上に留年もしたため同期より遅く就職活動をしたので、時代は先行き不透明感と漠然とした不安が蔓延しており、急速に企業の求人が大幅に減った。
運よく就職出来たとしても、今度は解雇されないように上の命令には絶対服従で、個人の意見ははばかられ、くだらない酒席にも付き合わなければならなかった。
長年にわたり求人を控えていたため、自分たち世代と下の世代の年齢差は一回り以上離れていることも珍しくなく、お互いにコミュニケーションが上手くいかないことも多い。
やっと上の世代に気を使う必要が無くなってきたと思ったら、今度は下の世代が辞めないように気を遣う必要に迫られている。
70歳まで働かざるを得ないし、メリットが少ない世代だと感じる。
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