10年ほど前にフリーライダー(不労所得者や他人の手柄を横取りする人も含まれるが、“働かずに給与をもらう人=給与泥棒“の意味が一般的だろう)や「働かないおじさん」などの言葉初めて知った。
55歳となり自分のことを「フリーライダー」とは思っていないが、「働けないおじさん」になってしまったと感じている。
自分が有能な人間であるとは思っていないし、会社人間ではなく不必要に残業はしなかった。上司へのアピールも全くと言っていいほどしてこなかった(特に縦よりも横の繋がりを重視してきた)。
他の人より自由に生きてきたかもしれないが、正当な評価を受けてきたとも感じていない。
今の世の中は、「目を引くような実績を残すか、仕事で大きな失敗をしない一方で自己アピールが上手い人」が出世しやすい気がする。
リスクを取って大きな実績を残す実力も、社内政治力に長ける能力も自分にはない。
これまでの会社人生で後ろめたいことはないが、自己アピールが下手な場合や苦手だとここまで不利益を被るものかと今更ながら後悔する。
50代になると、新たな仕事に挑戦をしようという気持ちや自分で仕事を作ろうという気力がなくなる。そのうえ、これまでの評価が低いと働く気持ちが無くなり、惰性で毎日出勤をしている。会社人生で得た教訓は、「あなたの頑張りは必ず誰かが見ている」というフレーズは嘘であるということだ。
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