子供が小学校入学後に登校拒否をすることが度々起こる。虐めかとも思ったが違った。
本人曰く、授業中に騒ぐ子がいることと授業がつまらないそうだ。
自分は子供時代より他人と接することが苦手であるが、登校拒否を起こすことはなかった。
人付き合いに苦痛を感じるのは親子似ているが、子供が学校に行きたくない理由を考えてみたが、結論は時代が違うということになる。
自分の時代は小学生の一人遊びといえば戦隊ものの人形か漫画くらいだった。さすがに飽きてしまうし、テレビも日中の子供向け番組は皆無だった。
シンプルな家庭用ゲーム機もあったが、10時間もプレイすると飽きてしまう。
通っていた中学校は素行の悪い生徒も多かったし暴力の虐めもあったが、仲のいい子も数名いたので家で一人遊びするよりは楽しかった。
だが今は状況が全く違う。パソコンとタブレットがあればよい。カードやスマホ決済で手軽に支払できるし、何時でも最新ゲームが楽しめる。また、お気に入りの動画は24時間見放題で、最新動画が絶えずアップされている。
自分が今の時代に小学生だったら、間違いなく学校に行きたくないと思うだろう。
ゲームセンターや家庭用ゲーム機&ソフトにかかる金額と比較したら経済的には助かるが、将来は対人関係や社会性を欠如する可能性の心配事も増える。
結婚に興味を持たない或いは結婚にネガティブなイメージを持つ人が増加中らしいが、今後は益々家庭内で一人だけで過ごすことが快適になってきたら一人の生活を満喫したいという気持ちも強くなるだろう。
都会はともかく、地方なら手取りで月25万もあれば十分に一人生活を楽しめてしまう。
給料が上がらないことが結婚をしない原因だと思っていたが、それだけではなさそうだ。
他人だった配偶者と暮らすことや子育ては大変だが、時代が変わっても家庭を築くというのは人間の本能と思っていたが、どうやら勘違いだったようだ。
非婚化が経済的な理由だけでない場合は、人口減少は止められないことになる。
人口が多ければよい少なければ悪いと単純化する気はないが、自分の子供には家庭を持ってほしい。
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