小学生の子供を見ていると、その将来が心配になる。
自分の時代は親から受けたアドバイスは的を射たものが多かった。いい大学へ進学し、大企業へ就職し、定年したら退職金と貯蓄で悠々自適な老後を送る。自分より一回り上の世代までは勝ち逃げできた。だが、バブル崩壊のみならず、インターネットが大きな転換期だと思うが、その黎明期に失われた30年で沈んでいたのが大きな衰退になった気がする。
自分も本格的にパソコンを使い始めたのは20年位前であり、諸外国と比較するとかなり遅いほうではないか。
また、製造業を軽視したのも間違いであった。今頃になって、半導体製造に躍起になっている。日本は金融立国になるべきだとの意見が頻繁にあった時期もあったが、今ではすっかり聞かなくなった。
日本人は良いものを作り海外へ輸出するのが性に合っていると思う。
但し、将来は機械化や人工知能を考慮すると、どの職業がいいのか皆目見当がつかない。
AIがかなりの職業をカバーするといわれている。医者は簡単な診察しかできない内科医や眼科医はAIに取って代わられ、プログラミングもAIがコードを書くと言われている。
数十年に渡り安泰な職業は存在しないということだろう。
子供が生き残っていくために必要なことは、変わり続ける世の中に素早く対応できる(必要なことを最短時間で学べる)能力ということになるだろうが、そのような能力は育てるのが最も難しいことかもしれない。
親にできることは、可能な限り良質の教育を受けさせることだ。
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