英語学習に関して誰もが重要性を訴えるのは語彙力だろう。
語彙力強化には方法が2つあり、単語帳で強引に覚えていくか多読で適度に辞書を引きながら自然に覚えるかだ。大別すると3種類ある。
①短文系単語帳
誰もが1度は経験する方法だろう。昔は単語と意味が羅列しているだけの単語帳が一般的だったが、今は音声と短文が載っていることが標準となっている。短期間で語彙力を増やせるが、忘れるのも早い。何より単純作業の繰り返しの為、苦痛を感じる。長期的な使用よりも、資格試験や入試などに向けて短期間で集中使用するのがよい。
②長文系単語帳
100~300語程度の文章を読みながら語彙を増やしていくタイプで、語彙力・読解力・教養などが同時に習得できるので各出版社がレベル別や分野別など様々な種類を出版している。音声も付いている。しかし、掲載文章の中には、難易度の高い文も含まれていて、その文の解説が無い或いは薄い場合はストレスになることも。
③多読
現在の自分のレベルより易しい内容の本を大量に読みながら増やす方法。レベルを落とすと読める本が増えるが、内容に興味の持てない場合は続かないことも多く、一方で一般の英字新聞や雑誌などは、語彙・文法・内容が難しくて挫折する可能性が高くなる。
理想的には短文系単語帳でコツコツと語彙を増やしながら、1ページに知らない単語が5個以下の本や雑誌などで使い方を定着させることが効果的だ。
語彙力を強化するだけでもかなりの時間と労力が必要となり、さらにリスニングやリーディングなどを別に学ぶ必要があるので、全体を底上げするには気の遠くなるような時間・労力・忍耐が必要となる。英語学習に挫折者が多いのは当然だとも言える。
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