老害という言葉は一般的になった。自分もその年代に近づきつつあるので、この言葉には少し敏感になる。定義はあるだろうが、
- 変化を嫌う
- 自分の(昔の)価値観を若い世代へ押し付けるが、若い世代の考えは受け付けない。
- 自慢話が多い。
などが想像できる。
老害が個人レベルの問題であればいいが、政治家と企業経営者に老害が居座ることは何のメリットもない。
企業に限ると、役員の机にパソコンがない会社は従業員もIT系に疎い傾向があるように思う。そういう会社に限って、未だにFAXがメインの通信手段になっていることが多いし、手書きをしているケースもよく見る。
10年一昔ではなく5年で大きく変わる世の中で、流石に世代交代しないと会社の業績が悪化し、従業員が不幸になるのではないかと他人事ながら心配になる。
しかし、そのような人達に限って、社長のポストを退いても、会長や相談役の立場で院政を敷きたがるので本当に質が悪い。
年を重ねるたびに食欲や物欲は減少するが、権力(名誉)欲と金銭欲は最後までの残るようだ。というより、それが最後の拠り所なのだろう。
元上場企業の役員だった人が、入所した介護施設で元の肩書が書かれた名刺を配っていたという記事を読んだが、読んでいて悲しくなってきた。
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