Twitter(X)やブログなどで海外在住日本人のツイートや記事を読んでいた時期があった。
面白い内容も多かったが、それ以上に気になったのは日本人や日本を見下す内容が多かったこと。
学生や駐在者よりも、現地企業に就職したり起業したりしている人(特にアメリカ在住者に多い気がした)にその傾向が強いように感じた。
本人達は平均的な日本人より相当に高いレベルで外国語を習得し、日本人のいない環境で就職や起業するには大変な苦労があったことは想像できる。
だが、そのような苦労が他の日本人を見下していい理由にはならないだろう。
日本人が外国語を学ぶ際に指摘されることに、日本語の意味をそのまま直訳する傾向があるため、不自然或いは意味不明な内容になると指摘されることがよくある。そのような間違いを正しく訂正する内容ならいいのだが、揶揄する内容だと読んでいて暗い気持ちになる。
また、日本の慣習を一方的に批判して、「日本では常識でも、自分の住んでいる国では非常識。日本人は世界の常識を知らない。」みたいな論調も散見される。
そのような発言を見聞きしていると、「そんなに日本や日本人を見下すなら、日本人を相手にしないで、現地の人達に向けて発信すればいいのに」と思う自分も器が小さいと反省することも多い。
ちなみに、芸能人やインフルエンサーと呼ばれる人達で海外に住む人も増えてきているが、そのような人達はYouTubeなどで日本人向けに発信し、日本人相手に仕事をして日本から収入を得ている。さらに現地の言葉も上手くはなく、現地の人達との付き合いもなさそうなので海外移住というよりは長期滞在旅行者と呼ぶのが正確だと思う。税金逃れのために海外へ居住地を変える人もいるだろうが、収入が日本からなら納税もきちんとして欲しい。
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